2023年1月3日火曜日

「ミス・マープル」シリーズ:主演ジョーン・ヒクソン
暮れから正月にかけてAMAZON PRIMEで見始めた此のシリーズ物
その登場人物が皆ユニークで普通なら途中で判らなくなる
アガサ・クリスティの登場人物の多さも何とかついて行ける。
中でも主役のミス・マープルを演じるジョーン・ヒクソンの
蝋人形の様な惚けた表情に此の婆さん大丈夫なのかしらん?と
事件の最後まで引っ張られ、”もう犯人は分かってるんだけれどねえ”に
早く言ってよ!となる訳だ。
それと彼女のライバルというか彼女に何時も出し抜かれる警察署の
刑事二人のやりとりが可笑しい。
彼女の住むセント・メアリ・ミード村の住人たちのキャラクターも
皆、実写なのにアニメのカリカチュアされた様な顔ばかり、
その1950年代前後の時代考証や衣装そして車(クラシック・カー)を
見るだけでも楽しい。

歴代アカデミー賞作曲賞1970年代 その7
ジョーズ(1976):ジョン・ウィリアムス
彼は此の受賞をはじめとしてオスカーは5回
ノミネートは52回は現役の映画人の中でトップの作曲家である。
ジョニー・ウィリアムス名義で既にドンシーゲルの「殺人者たち」や
ウィリアム・ワイラーの「おしゃれ泥棒」等で評価を得ていたが
私の記憶に残ったのはロバート・アルトマンの「ロンググッドバイ」の
ジャズピアノのセンスが抜群だった。
それもその筈、彼はジュリアーノ音楽院のピアノ科卒
ヘンリー・マンシーニの「ピーターガン」にピアニストとして参加
「シンデレラ・リバティー」のピアノのフレーズも良かった。
それがスティーブン・スピルバーグ監督との出会いで
空軍音楽隊時代の指揮者兼編曲者時代のキャリアが表に出て
ダイナミックでスケール感のある作曲家に変貌した。
そりゃ〜あんな大きな鮫や、UFOに空を飛ぶスーパーマンには
ぴったりの音楽だからね。
ジョージ・ルーカスの「インディ・ジョーンズ」シリーズの
ワクワク感も彼の音楽無しには出なかったと思うよ。
でもアランパーカーの「アンジェラの灰」なんかでも
素晴らしく切ないスコアを書いていた。
まあ、現在名実ともに世界一の作曲家だね。

正月二日目の夜はお好み焼き

蟹と胡瓜の酢の物に始まり

ホットプレートで野菜を焼き

お屠蘇の残りをチビチビ

お好み焼きはキャベツや蒟蒻の刻んだのや

豚バラ肉を載せて表裏、ウチのはテッパンだ!


 

2023年1月2日月曜日

歴代アカデミー賞作曲賞1970年代 その6
ゴッドファーザーPartⅡ:ニーノ・ロータ、カーマイン・コッポラ
彼はミラノ出身、11歳でオラトリオ、13歳でオペラを書いた天才である。
イタリアと米国の音楽院を出た後もミラノ大学で文学と哲学を学んでいる。
フェリーニ映画は全て彼が音楽を担当、フェリーニ作品独特の世界は
彼の音楽に負う部分が多いのは彼が亡くなった後フェリーにも失速した。
此の”ゴッドファーザー”はPartⅠで米国イタリア移民の”マフィアの世界”
既にニーノ・ロータ得意のシシリーの香りをたっぷり漂わせていたが
その末裔というか、父親がイタリア移民の作曲家カーマイン・コッポラという
家庭に生まれたフランシス・F・コッポラには、当然の成り行きで
ニーノ・ロータの音楽が欲しかったのだろう。
オスカー受賞に父親の名前があるのは本編の何処かに
父親の曲が使われたのかも知れない。
そう言えばコッポラがプロデュースしたキャロル・バラード監督の
名画「ワイルドブラック少年の黒い馬」の音楽は父親カーマイン・コッポラ
家族を大事にするイタリアらしい話だ。






 

元日のディナー

Amazonプライムの"ミス・マープル"シリーズで年越したので寝不足、

それでも目覚まし時計で初日の出を律儀に観て、

お屠蘇におせちの朝御飯そして昼寝、何処へも出掛けず正月はゴロゴロ。

ディナーは骨付きハムをメインにチーズやチーズやサラダで。

ワインも残り物だけどイタリア産の赤。


 

2023年1月1日日曜日

歴代アカデミー賞作曲賞1970年代 その5
追憶(1974):マーヴィン・ハムリッシュ
此の年のオスカーは彼此の年のオスカーは彼一辺倒であった
ドラマ部門で此の「追憶」に編曲部門は「スティング」と。
彼もウィーン生まれのユダヤ系、アコーディオン奏者の父の影響で
7歳になる前にジュリアード音楽院のプレカレッジに。
ハリウッドに招かれバート・ランカスターの「泳ぐ人」に始まり
映画音楽の作曲家として007やらロバート・レッドフォード監督
「普通の人々」とメジャーになり「ソフィーの選択」と
それでも何故かポピュラーにはならなかったのは不思議。



 

大晦日は牡蠣南蛮で年越し蕎麦
そして
初日の出の後、おとそに鴨雑煮