「世界侵略ロサンゼルス決戦」;ジョナサン・リーベスマン監督作品
その昔オーソン・ウェルズが全米の人々を震え上がらせた
ラジオ・ドラマと同じ宇宙人襲来映画である。
冒頭は宇宙から流星群が世界中の海岸に落下と思いきや
実は、それらは宇宙人の飛行船団、彼らは地球の水を求め
人間を皆殺しにするつもりと分かり
取り敢えず西海岸の米軍基地から海兵隊が救援に向かう。
リドリー・スコット監督の「ブラックホーク・ダウン」を
モデルにしたと言うだけあって手持ちカメラの臨場感溢れる
戦場の雰囲気は観るものを画面に釘付けにする。
そして同じ監督の「エイリアン」同様
宇宙人本体を中々見せないから、恐怖心を募る。
それでいてL.A.の街全景火柱の上るリアルな
SFXの出来が良いからスペクタクル度も充分。
主人公は”ジョンウェインみたい”と部下に陰口叩かれる
退役真近かな二等軍曹は頑固者。
確かに主役のアーロン・エッカートはジョン・ウェインに似てる。
ジョン・フォード西部劇にも退役真近かと言うのがあったな。
それに実戦は初めてという若い指揮官の元
宇宙人に錯乱した彼を宥めながら
アフガン戦争帰りの主人公は冷静に行動する。
エイリアン達は横山宏デザインの様なロボットと
無人兵器で次々と海兵隊を襲い生き残ったのは数人のみ。
米軍は彼らの母船をミサイルで直ぐさま攻撃すると。
逃げ遅れた市民達を連れて主人公達は避難させようとするが
高速道路も攻撃され、辿り着いたL.A.軍事基地も破壊されていた。
さてどうする・・・。
とにかく良く考えれば、唯の戦争映画なのだが
相手が人間を敵とする悪い宇宙人だから
あまり罪悪感なくバンバン打ち殺せて殆どゲーム感覚。
でも、こんな感じでソ連もウクライナも
いやパレスチナとイスラエルも戦っているのかな?
一応Blu-rayに録画したが此れは戦争映画に入れるべきか
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