2024年12月20日金曜日

マギー・スミス(1934~2024)
彼女を初めて観たのは「予期せぬ出来事」(1963)
私は17歳の高校2年か?
離婚寸前の実業家リチャード・バートンとその妻リズ・テイラー。
脱税で国外逃亡の映画監督オーソン・ウェルズに女優エルザ・マルティネリ、
同じく倒産寸前の実業家ロッド・テイラーに秘書のマギー・スミスと
幾つかのドラマが絡みあう、所謂”グランドホテル形式”映画。
ロンドン空港が濃霧の為、足止めを喰らったそれら著名人達=V.I.P.Sに
予期せぬ出来事が起こる。そう此の映画の本題は”V.I.P.S”
当時、熱愛中のリズとバートンを中心に話は進むが
いくら映画ファンでも田舎の高校生の私は
「市民ケーン」のオーソン・ウェルズやヒッチコックの「鳥」の
ロッド・テイラーは知ってても
その秘書役のマギー・スミスは知る由もなかった。
しかしラストそれぞれの予期せぬ出来事に戸惑う彼らを
シャキッと纏める賢い秘書役のマギーの演技に目を見張った。
その後、フランコ・ゼフェレッリ監督の自伝映画「ムッソリーニとお茶を」で、
あのジュディ・ディンチと競演
彼女の影と成りながらシッカリ良いところを持って行く此の女優に、
流石とエールを送ったものだ。
そうジュディ・ディンチとマギー・スミスはライバル。
どちらも男なら”サー”の称号に当たるものを女王から得ている
ジュディは新007ジェームス・ボンドのM役で貫禄を示せば
マギーは「天使にラブソング」の尼僧長「ハリーポッター」ではミネルバ役と
世界的にメジャーな英国を代表する女優である。
しかし、その前にオスカーは「ミスブロディーの青春」で主演女優賞
「カルフォルニア・スイート」で助演女優賞と、マギーはジュディをリードしている。
その遺作に近い作品「ダウントン・アビー」が先日放映された。
その中で彼女”ワタシ、重い病で此の先長い事無いの・・・”と
言う台詞が私の胸に迫った。

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