「トゥモロー・ワールド」(2006):アルフォンソ・キュアロン監督作品
2006年に作られたSF映画だが時代設定は2026年、
あと幾らも無い、殆ど今と言って良い。
映画の映像もさっきNHKニュースで流れていたパレスチナの
ガザ地区と同じ。
此の監督はメキシコ人で「天国の口、終わりの楽園」で注目され
「ハリー・ポッター」シリーズの3作目を任された。
此れはその後の作品で原作はP・D・ジェイムスの未来小説を
自ら脚本、映画化した。
物語の舞台は英国のロンドン、
何故か人類は子供が生まれなくなり
世界中から不法移民が押しかけ、町の秩序は失われ
群がる難民を武装警官が逮捕し檻に入れ移動させている。
主人公は普通のサラリーマンで出勤途中に拉致され
まるでカフカの不条理小説の様に、味方敵どちらとも
分からないまま追われる身に。
その光景はまるで昨夜私が見た悪夢の様。
途中で18年ぶりに妊娠した大きなお腹の娘を押し付けられ
生まれた赤ん坊を抱えて、また逃げる逃げる・・・。
その間も砲撃は止まず銃撃は収まらずダ・ダ・ダにドカーン
カメラが長いワンショットで撮られているから
見るものは息が付けない。
いやはや、此れって現実?そう今、イスラエルで起きてる
現実なのだよ!
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