世界の下町音楽ギリシャ編その5
シテール島への船出(1984):エレニ・カラインドルー
世界でも女性の映画音楽作曲家は珍しいが
エレニ・カラインドルーはテオ・アンゲロプス監督の作品で花開いた。
此の「シテール島への船出」以来
「こうのとり、たちずさんで」「ユリシーズの瞳」「永遠と一日」と
テオ・アンゲロプス映画に彼女のスコアが欠かせない
重要な要素として存在した。
此の曲を歌っているジョージ・ダララスは
早くからギリシャ民謡から歌謡曲レベルティコの歌手として人気があり
先の作曲家ミキス・テオドラキストのアルバムも残している。
お聴きの通り日本の演歌にも繋がるコブシの効いた歌唱は
ギリシャもアジアとヨーロッパの通り道だった事を証明している。
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