リチャード・ファンズワース(1920~2000)
此の俳優の顔と名前を記憶したのは
カナダ製西部劇「グレイフォックス」の主演だ。
その鋭い目つきはキツネ顔の銀髪でピッタリ、此の時すでに63歳だったという。
まあ遅咲きの俳優という事になるが、気が付いたら
私の好きな映画に結構顔を出している。
ジョン・ウェインの「11人のカウボーイ」
フランス製西部劇クロード・ルルーシュの西部劇「続・男と女」
ポールニューマンの「ロイ・ビーン」
そして野球映画「ナチュラル」
ジャック・ニコルソンが監督主演した「黄昏のチャイナタウン」
意外な作品で見付けてはオッ、此のおっさん、まだ元気だったと嬉しくなった。
1999年にデヴィット・リンチ監督の「ストレート・ストリィー」に出演
様々な映画祭で主演男優賞を得たのを最後に引退というか癌になり
翌年、自らショットガンで命を絶った。
17歳から西部劇のスタントで映画に出て以来、地味ながら
記憶に残る俳優として、実に彼らしい生き方、終わり方である。
先日観た「ミザリー」にも主人公の小説家ジェームス・カーンを
助けに行ってキャシー・ベイツに殺される保安官役が実に良かった。
冬の夜空を見上げれば
後から行ったジェームス・カーンと並んで彼がいるかも知れない。
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