世界音楽旅行ロマ編ルーマニアその2
CasaBlanca:Fanfare Ciocarlia
先のトニー・ガトリフの映画でルーマニアのロマ
”Taraf de Haidouks=義賊のバンド”を紹介したが
バイオリンやアコーディオンなどの楽器を使う彼らとは違い、
管楽器だけで構成されたのが
此のファンファーレ・チョカルリア(ヒバリのブラスバンドの意)
その構成はトルコの軍楽隊にルーツを持つ。
北インドから始まった此のロマの移動経路図の途中にトルコは有るが
そこからバルカン半島を経てルーマニアに辿り着くまでに
トルコの軍楽隊の要素が加わったと考えられる。
向田邦子ドラマ「阿修羅の如く」に使われた曲でも有り
”父も祖父も皆そうだった”と歌詞は軍意高揚目的。
しかし此のルーマニアのロマのやつは、とにかくテンポが速い。
軍楽隊の行進というより全速力で東ヨーロッパまで
一気に駆け抜ける感じ、此のテンポで移動しながらロマ達は
途中の村々の人々の冠婚葬祭を盛り上げていたという訳だ。
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