2020年1月3日金曜日

フランシス・レイ作曲集#4
「続・男と女」(1977)
最初の「男と女」(1966)の公開から、既に半世紀。
ルルーシュが此れが最後!と去年発表した
「続・男と女 人生最良の日」(2019)
しかし彼は、それまでに実にナント4度も、
此の作品の続編を作っているのを
皆さんご存知だろうか?
今日の此の作品は、その2度目にあたり
アメリカ資本で制作
主演にジェームス・カーン
その頃は”ゴードファーザー”の短気な長男役
”シンデレラ・リバティ”で新境地をひらいていた。、
ヒロインはジュヌビエーブ・ビジョルド
カナダ出身だから英語とフランス語のバイリンガル
当時、アラン・レネからデパルマと引っ張りだこ女優
此の二人に”子持ちのやもめ”の設定
しかし舞台は開拓時代のアメリカ西部。
フランス移民の写真師の女と、カウボーイ相手の獣医の男
ストーリィに変化を付け、更に獣医は妻をならず者に殺され
その復讐に燃えるという激しいもの。
開拓地を得る為の、人と馬と馬車のレースを写真師が撮る
というスペクタクルな場面も盛り込んで
映画は素晴らしい完成度であったが
何故が興行的にコケた。
音楽は、流石に西部劇に”ダバダバダ”と云う訳には
行かないから、ベートーベンの”運命”を下敷きに
フランシス・レイの哀愁のあるメロディーが
男女二人の愛の運命を波瀾万丈に表現し
リメイクとは思えない程感動させるものであった。




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