2019年1月4日金曜日

女と男のいる舗道
Vivre sa vie: Film en douze tableaux (1962)
ミシェル・ルグランは
J ・L・ゴダールとは先に「女は女である」の音楽を担当しているが
ゴダールの意図でそれほど目立ったものは無い。
しかし此の作品でゴダールは主役のアンナ・カリーナの
心情をルグランの音楽で表現している。
バロック風な静かにリフレインされる此の曲は
ジゴロに娼婦にされた1人の女の空しさと哀しみに溢れている。
此の作品では当時流行っていたツイストにアレンジされた
此の曲が良く知られているが、それは彼女の抑圧された心の爆発として
ジュークボック前のダンスシーンと共に記憶に残っている。


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