2015年10月19日月曜日

TVシリーズ「刑事フォイル」(第7話レーダー基地)
アチラでは此れがシーズン-1の最終回であるらしく
前後合わせて劇場映画の様な見事な作りに成っていた。
邦題では「刑事フォイル」だが原題では「フォイルの戦争」
そう、つまり第二次世界大戦時でも
その頃の国内事件を扱う刑事のドラマなのだ。
今回はフォイルの息子の空軍パイロットが
その操縦技術の高さを買われレーダー基地へ転属されるが
そこで出会った通信士の女性と話しただけで
機密漏洩、国家反逆罪で逮捕されてしまう。
もちろん濡れ衣だが、それを画策したのは誰か?
それに並行してドイツ軍の空爆から逃れるため
密かに運び出した名画や名品の
美術館の運転手が殺されるという事件が起きて
何の関係も無さそうな2つの事件が最期に繋がる。
その間に刑事フォイルのアシスタントの女性の父親が
娘を心配し、故郷に連れ戻そうとするエピソードと
息子を牢屋から出したいフォイルの”父親としての想い”の
二人の父親の情が重なって
物語は息もつかせぬ展開と成る。
此処からネタバレ注意!
戦争が人の心を荒(すさ)ませるというが
息子が配属されたレーダー基地の上司が通信士の女性を
レイプして孕ませ、その女性が自殺した事を
基地全体で隠蔽し、それを知りそうになったフォイルの息子を
上司は先の罪をでっち上げ消そうとしていたのだ。
結局、先の美術館の運転手は、此の基地の上司に間違われ
レイプされた娘の父親に殺された事を
刑事ファイルは突き止め無事、息子を救出。
準主役のアシスタントも父親に仕事を認められ
故郷に戻らずに済む事に。
(此のレギュラーの女優が魅力的なので
もう出ないのか?と思ったが、此れで安心!)
「Foyle's WAR=フォイルの戦争」それは
個人の戦いでもあるが
英国ミステリー本来の謎解きと
クールに、熱い人間愛を描いている。

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