2015年6月1日月曜日

B.B.キング(1925~2015)
とうとう”ブルースの巨人”が逝ってしまった。
89という高齢ながらギリギリまでステージに立っていた
いや座ってギターを弾き、歌っていた彼は
ローリングストーン紙が選ぶ史上偉大なギタリストの3位
歌手でも96位(私にとっては、もっと上位)
彼のギターのフレーズは咽び泣き
その歌声は優しく味があり彼の人生を感じさ
ブルースの歴史そのもの。
アフリカからアメリカへ奴隷として売られて来た
黒人たちの音楽は労働歌からブルース、ジャズへと進化し
所謂R&Bとなり、又クロス・オーバーと変貌したが
彼は何時でも現場、その最先端に居た親分だった。
(私は昔、“Midnight Believet"を良く聴いて居た)
ジャズのパイオニアの、マイルス・デイヴィスや
クインシー・ジョーンズと同じで新しくて格好良かった。
白人のエリック・クラプトンに
”Riding With The King"でギターの技を伝え
孫娘の様なトレイシー・チャップマンとのデュエット
” The Thrill Is Gone"も真剣勝負。
ミュージシャンとしては
マイケル・ジャクソンの様に早く散るのも良いが
彼の様に老木ながら最期まで花を咲かせて
朽ちて倒れるのは、見事と云うしか無い。

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