悪役列
大映編
五味竜太郎(1933〜2013)
彼は東映第二期ニューフェースとして
高倉健と同時に入社した。
しかし健さんとは違い、目が出ず、来るのは悪役ばかり
新天地を求め、大映に移籍した。
それでも来るのは雷蔵や勝新に殺される悪役ばかり
しかし彼は殺陣や乗馬が得意だったので
時代劇で重宝されシリーズの「眠狂四郎」や「座頭市」に
またTVの時代劇でも可成りのレギュラーを持っていたから
食うには困らない俳優生活だったろう。
一方、此の人は、まだ存命だから写真はカラー
(東映編)
今井健二(1932〜)
先の五味竜太郎と同じ東映の第二期ニューフェース。
デビュー当時は高倉健と張り合う位の甘い二枚目だった。
それが何処で此んなに差が付いたか、悪役が多く成り
ご覧の様に人相まで悪く成った・・・と云うのは可哀想で
俳優は演技で顔を作るから
此れは、たまたまそう云う役だったのだろう。
私見だが、2枚目が悪役をやると
人相の悪い人より更に性格が悪く
卑怯に見える様な気がする。
「仁義なき戦い」シリーズのヤクザ達もチンピラはともかく
幹部はみな元・二枚目が演じると、とても怖い。
あの高倉健も冷静に見れば
所謂”三白眼”の怖い目をしていた。
まあ彼の場合、修羅場をくぐり抜けて来たから
そう云う顔に成ったと云えば、それまでだが
健さんも彼等、悪役俳優とスタートは同じだったのだ。
ただ彼の場合”不器用ですから”悪役が出来なかった
というのが私の見解。つまり悪役は
それなりの演技力が必要なのですよ。
さてと悪役列伝も東映まで来たから
明日は”ピラニア軍団”ですかね。
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