ペドロ・アルモドバル作品集
昨日のルイス・ブニュエルの後継者と呼ばれているのが
此の人・ペドロ・アルモドバル。
人間の欲望を赤裸々に描く処が、そう云われる所以だろう。
とにかくカソリックの戒律が厳しい国の反動か
可笑しいまでに”性”に対して自由を求め
男女が、もがき苦しむストーリィは人間の”業”として
笑いの奥に哀しみすら漂う。
彼の身体に流れるのはブニュエルと同じく
濃い”ラテンの血”ながら
映画ポスターを比較すると解ると思うが
彼の作品の方がソフィスケートされているのは
自らゲイとカミングアウトしている彼の現代性だろう。
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