2014年3月15日土曜日

A Walk in the Clouds (1995) - Maurice Jarre 
1942年のイタリア映画「雲の中の散歩」を
キアヌ・リーブ主演でリメイクした作品。
全編セピア・カラーで統一した此れは
帰還兵の挫折と再生を描いたもの。
競演にアンソニー・クイン、ジャン・カルロ・ジャンニーニと
癖のある役者を揃え、なかなかの見応えがあった。
モーリス・ジャールの音楽は
話が葡萄酒造りの物語だけにラテン風味の
楽器を使いながら
「いまを生きる」「ゴースト」と同じ、心温まる
メロディは流石と云える。

此の後、「心の指紋(1996)」「太陽の雫(1999)」を最後に
モーリス・ジャールの映画音楽作曲は途絶えるが
「アラビアのロレンス」のイントロの雄大なオープニング
「ドクトル・ジバゴ」(ララのテーマ)叙情的なメロディ
「ブリキの太鼓」の東欧風土表現の哀愁など・・・
その旋律は永遠に映画ファンの心の中に響いている。

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