世界の下町音楽ギリシャ編その6
Η ΜΠΟΕΜΙΣΣΑ, 1933:Roza Eskenazi
ギリシャの”レベルティコ”のルーツに欠かせないのが
此のローザ・エスケナージ。
オスマン帝国時代のコンスタンティノープルつまりイスタンブールに
ユダヤ人の家庭に生まれ
早くから、歌手やダンサーに憧れ、家を飛び出し
様々なキャリアを経て、当時としては珍しい
レベルティコのレコーディングに参加
又ダンサーとしてエジプト、アルバニア、セルビアと
海外のクラブやステージに立った。
第二次世界大戦時には自らのアイデンテティーから
ナチスのユダヤ人迫害に対しレジタンスに協力
アウシュビッツへの強制送還から彼女が救った仲間は数知れず
まさに映画化されたらヒロインとなるだろう。
戦後レベルティコのブームが去った後は表舞台から去ったが
近年、又彼女のギリシャの音楽が再評価されている。
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