ストリップ BGMの世界#21
矢切の渡し:ちあき なおみ
今、 TVにやたら出ている梅沢富美男は
舞台で此の曲は、ちあき なおみ以外では
絶対踊らないと公言していた。
しかし彼女の引退で細川たかしがカヴァーして
日本レコード大賞を取ったら
その年の紅白歌合戦の細川の後ろで
平然と踊っていたのは呆れた。
此の曲、合計28人の歌手にカヴァーされているが
まあ誰が聴いても此の歌は、ちあきの物が一番だろう。
その情感は、歌舞伎の世話物の道行
それは近松の心中をも思わせるものだ。
ストリップの舞台では男女の哀しい結末へ向かう場面を
踊り子が身体で表現し、此の歌で観客は彼女と一体化する。
それは正に”エロス&タナトス=性と死”の世界なのだ。
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