ワールド・グランプリ予選・第3週・仙台大会
対 チェコ戦
アウェイで6連勝はしたものの
ホーム・日本に戻ってから勝ちの無い全日本
決勝ラウンドに向けて今日は負ける訳には行かない相手
それでも相手にはスパイク決定率、今大会上位の選手が居る。
それにブルガリア、アメリカ・チームと同じく
190cmクラスの選手揃い。
立ち上がり岩坂名菜のブロックが連続して決まり
試合は優位にすすんだが2・4セットと奪われ、フルセットに縺れ込み
果たして今日も駄目かと思わせたが
ラストはロンドン・オリンピック・メンバーの
木村沙織、新鍋理沙、江畑幸子の3人が決める処で決め
辛うじて3-2の勝ち。
相変わらず新鍋理沙の勝負強さが光った。
新鍋理沙
しかし世界ランキング22位のチェコに此の内容では
今の全日本は、世界ランキング20位程度というわけだ。
ロンドン・オリンピック銅メダルならば
世界ランキング3位では無かったのか?
いや、それはセッター竹下佳江、センター大友愛
リベロに佐野優子が居ての事。
今の全日本は、初めて全日本に招集された
国際試合経験の少ない若い選手ばかりだ。
だから本当に今のレベルは20位なのだろう。
しかしリオデジャネイロのオリンピックまで、あと2年
その若いメンバーをどう成長させるかが
全日本女子の課題だろう。
今日、初っぱなブロック3本を決めた岩坂名菜
そして大竹里歩、どちらも日本人には珍しい長身センターだ。
しかし、どちらも、まだセッター宮下遥とコンビが合わない。
岩坂名菜
もし、彼女達のセンター線のクイックが決まりだせば
相手のブロックは的が絞りきれなくて
サイド・アタッカーの攻撃が楽に成るはず。
あとは試合経験を積んで宮下との呼吸を合わせるしか無い。
さて今日の収穫は宮下だ。
先のセッター竹下が、そうだった様に宮下はサーブが巧い。
レシーブもセッターには珍しく得意だ。
ボールを追う執念はリベロより強いくらい。
今日の試合でもコートの外まで必死で食らいつき
外壁にぶつかりそうになってハラハラさせた。
無茶をしての怪我が心配だ。
何せ今はポスト竹下の最有力候補なのだから。
宮下 遥
彼女は高さ(176cm)が有るからブロックも決まる。
あとはスパイカーへのトスの精度を上げ
彼女自身のゲーム・メイキングを組み立てられる様に成れば
全日本の正セッターとして申し分無いのだ。
ところで今回、全日本に招集されなかった
狩野舞子の”セッター修行”は進んでいるのだろうか?
狩野舞子
元セッターの中田久美監督(久光製薬)が元アタッカーの彼女を
今、セッターに仕込んでいる最中のはずだが
彼女こそ高さ(186cm)は申し分無く
190cmクラスの選手を相手にするには充分な素質なのだが
いかんせんリオのオリンピックまで時間が無い。
がんばれ!日本女子バレー
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