ワールド・グランプリ予選・第3週・仙台大会
対 ブルガリア戦
日本の仙台に会場が移ってホームでの試合と成ったが
そこでピタリと全日本の6連勝が止まった。
世界ランクには入っても居ないブルガリアに
まさかのストレート負け。
このブルガリアは長身(190cm)の選手が揃い
今回、ブラジルを破って勢いに乗っていたのだ。
その高さに試合経験の少ない全日本の新チームは
対応できなかった。
対 アメリカ戦
そして今日の相手は世界ランク1位のアメリカ。
此のチームにロンドン・オリンピックで銀メダルを
取った時のメンバーは幾らも入っていなく
言わば全日本と同じく、リオに向けて新人を養成して
いる段階なのだが、それでも強い。
隙が無い、コートに穴が無い。
何処に打っても拾われる。
1,2セットと奪われ、又もやストレート負けか?と
誰もが思ったが、そこで監督・真鍋政義は
相手にトスを読まれていたセッター宮下遥を橋本直子に替え
橋本直子
この日、調子の悪かった江畑幸子を外し
サウスポー長岡望悠を投入
長岡望悠
此れで何とか3セットを奪い取り
さて4セット目は?と期待させたが
やはり実力の差は歴然としていて
遥かに身体能力の勝るアメリカに大きく引き離され
負けてしまった。
敗因は、このサイトで何度も書いている様に
セッター竹下佳江の抜けた穴が大きい。
此のブルガリア、アメリカ戦でも高いブロックに対抗するには
宮下の長身は不可欠なのだが
如何にせん試合経験が浅く、ブロック以前に
味方の両ウイング木村沙織、江畑幸子へのトスが不安定
それにより彼女達は悪い打点で打っているから得点に結び付かない。
そして橋本も今年初めて全日本に招集されたセッターだから
なかなかコンビが合わずミスが多い。
そして今回、大友愛、荒木絵里香などが抜けて
センターが不在だから、相手チームはサイド攻撃に
ブロックの的を搾り易く、
それが木村、江畑のスパイク効果率が上がらない理由だ。
今、必要とされるのは高さとスピードのあるセンター
岩坂名菜、大竹里歩、平井香菜子等の成長が一刻も早く望まれる。
大竹里歩
そんなワケで明るい材料は全日本に無いかというと
かろうじて新鍋理沙が、やっと宮下とコンビが合って来た。
そして、まだ試合により波は有るものの
相手にとって未知数・長岡のサウスポーとパワーは効果的だ。
今回のワールド・グランプリは開催国が日本なので
例え予選でランクが下でも決勝には出られる。
それで監督・真鍋政義は、それを見据えてメンバーを
試している様子も有るが
観ている方は、安心して居られる試合が1度も無いので
溜まったものでは無い、身体に悪い!
それでも
何とかチームを纏めようと声を出している
キャプテン・木村沙織の真剣な表情や
木村沙織
必死でトスを上げ、転げまわっているリベロ・座安琴希に
セッター・宮下遥の健気な瞳を応援せざる得ないのだ。
宮下遥
がんばれ!全日本女子バレー
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