The Water Horse(2007)
此れは以前TSTAYAで借りて観ていたが
先日、BSでオンエアがあって又つい観てしまった。
原作はネス湖の”ネッシー”をネタにした
「おふろの中からモンスター」という児童小説らしいが
とにかく第2次世界大戦前のスコットランドを舞台にして
少年とネッシーとの美しい友情物語に成っている。
とても子供騙しと思えない丁寧な作りは
イギリスの名女優エミリー・ワトソン
(奇跡の海、アンジェラの灰、戦火の馬)に
「スラムドッグ$ミリオネア」の監督ダニー・ボイルに
発掘された名子役
発掘された名子役
アレックス・エテル(此れが可愛い!)の好演によって
スピルズバーグの「E.T.」以上のレベルに達している。
「E.T.」は宇宙人だが、コチラは”恐竜”果たして、その出来は?
「ロード・オブ・ザ・リング」の特撮スタッフが参加しているから
上のYouTubeでも解る通り小さい時はペットの様に可愛くて
私も家で飼いたいくらい。
私も家で飼いたいくらい。
でも成長した後は正に生きた恐竜の迫力。
とてもリアルで、動きも滑らか表情も豊か。
ここ数年のC.G.の発達には驚くばかり。
ここ数年のC.G.の発達には驚くばかり。
それらを支えているのは映像美。
スコットランド湖水地方の夜明け、日没を捉えた
スコットランド湖水地方の夜明け、日没を捉えた
カメラマンの腕は確かで特に英国伝統の照明の巧さが光っている。
首長でヒレ足の恐竜と云えばプレシオサウルス。
故・景山民夫の直木賞受賞作
故・景山民夫の直木賞受賞作
「遠い海から来たCOO」を思い出すが
此の原作と、どちらが先か解らないが良く似ている。
どちらにしても”恐竜好き”の私としては
馬の様に恐竜の背に乗って湖上を滑り、水に潜るスピード感には
溜まらない興奮を覚える。
音楽は画面を盛り上げる事に徹していて邪魔をしない。
音楽は画面を盛り上げる事に徹していて邪魔をしない。
此の監督ジェイ・ラッセルは先に「マイ・ドッグ・スキップ」という
やはり少年と犬との友情をテーマにした作品を撮っていて
此の映画でも伏線を丁寧に張り、物語の進行に無理が無く
時にユーモアを効かして楽しませ、そして別れは泣かせてくれる。
たまには童心に帰って来んな映画も良いものだ。
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