2012.11.13 NEWS
バレーボールをやるには、まず背が高く無くてはならない。
224cmのネット越しにボールを打ち合うのだからそれは当たり前だ。
しかし日本女子の平均身長は160cmに満たない。
それでもバレーボールが好きでやりたい!という女の子の夢を
セッターの竹下佳江とリベロの佐野優子が叶えた。
今日は佐野優子の話をしよう。
彼女は2004年アテネ・オリンピック世界最終予選直前に
代表メンバーから外された。
それで一念発起、フランス・リーグ、RCカンヌに入団
200cm近いヨーロッパ選手の中で159cmの身体は武器と成った。
欧州チャンピオンリーグ・ベストリベロ賞を取って
久光製薬に戻り2006年のリーグ優勝に貢献
その実力を評価され全日本に復帰
それ以降の北京、ロンドンでの活躍は皆さんご存知の通り。
彼女の何が凄いかは、ゲーム中、まず何処にいても
ボールの落ちそうな所へ必ず彼女の手が伸びるという事だ。
それは小学4年生からやっているバレーボールと云うものに
彼女の身体が反応しているのだ。
それとリベロだからコートの後ろに居て
相手チーム、そして味方チームの動きは勿論
ゲーム全体の流れを把握しているからだ。
それで瞬時にボールの来る位置を推測、判断し動く
来んな凄いリベロは世界広しと云えども彼女しか居ない。
ロンドンで銅メダルを取り、竹下佳江の様に
休息しようかと思っていたという彼女に
世界中のチームからオファーが来て
彼女は今度はトルコを選んで、旅立って行った。
まったく逞しい女性である。
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