”カラスの目に映るもの”
偶然だが先日来BS「町山智浩のアメリカを知る」のナバホ国特集
そしてウォルター・ヒル監督作品の「ジェロニモ」
そして此の「アストリッド・・・」と、北米先住民族を主題にした
作品を偶然見る機会が多く、同じモンゴロイドとして興味をそそられた。
此の事件でフランスにも先住民が居るのはカナダのその部族の土地を流れる
川の利権に絡む族長の殺人事件に関わった家族がフランスに
留まざるしかなかったから。そう、カナダにはフランス語圏の地方が有るからね。
冒頭いきなりインディアンメイクの娘が出てきて武器を持ち
”私が殺した!”とアストリッドとラファエルに呟いて気絶してしまう。
しかし現場から掘り起こされた白骨死体は
検視結果によれば彼女の生まれる前のもの。
さてさて、アストリッドは過去の文書から
死体が誰なのか?を推理する。
その過程で、カナダ政府が過去に先住民の子供達を家族から
引き離し、キリスト教会に拉致し再教育と称し彼らの言語や
文化を取り上げた”負の歴史”をラファエルは話だす。
そう、それは「アンという名の少女」のシーズン3のオンエアが
突然、途中で打ち切りになったのと符合する。
「アンという名は・・・」は又再放映し出したが
アンと先住民の少女が友達になり、そのレポートを
アンが学校新聞の記事に載せるのがシーズン3には有る。
キリスト教会に拉致されたまま殺され死んだ
沢山の子供達の墓が近年、掘り起こされ当時のキリスト教会の
残虐性が今になって問われていると・・・。
原作の「赤毛のアン」は児童文学として少女の成長を追った
素晴らしい作品だが、「アンという名の少女」は、それに
現代の視点で多様性というテーマを持たせLGBTや
フランスやアフリカ系の人種差別まで脚本に盛り込んだ、実に
先鋭的なTVドラマいや映像的には長編映画に引けをとらない
素晴らしい作品になった筈だ。
未だにシーズン4のオンエアを待つ人々が世界中に居ると聞く。
斯く言う私のその1人だが
しかしアンの役の少女は、もう大人になってるだろうし
亡くなった俳優も多いことだろうな。
そーだそーだ全くだ~ヨ♫
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