LION/ライオン 〜25年目のただいま〜
YouTubeの良く出来た予告編で概要は分かる
そして良く出来たキャッチ・コピーは
「迷った距離1万キロ、探した時間25年、道案内はGoogle Earth」
当にそのまんまでネタバレのの落ちまで付けているから
オンエアの録画をしたものの、観るの躊躇していたが
いざ観てみたらハマった。
まず迷子になる子供が小さい。こんな子供にどうやって
自然な芝居をさせたのか?
とにかく結局、自分の名前もちゃんと覚えていず
住んでいた村の名前も、うろ覚えの子供が
たまたま乗った電車で寝てしまい、それが運悪く回送車で
誰も客が居ず、何と丸2日走り1万キロも離れた街へ運ばれてしまう。
見知らぬ街で何ヶ月も放浪した挙句、保護され
子供は写真を撮られ、新聞広告で親を探すが
住む場所が離れ過ぎているし、親は文盲だから新聞を読めない。
そこはインドという国で迷子の子はゴマンと居るのだ。
施設で暮らすうちに養子縁組の話が持ち上がり
彼は金持ちの里親に引き取られる。
しかし、その里親の住んでいるのはオーストラリアのタスマニア島
ますます、本当の母親、住んでいた村から遠くなる。
賢い子供として可愛がられ、全てを忘れ幸せに成長した彼が
たまたまインド人の家庭に遊びに行って、見つけた赤い砂糖菓子に
遅ない頃の記憶がフラッシュバックし
そうだ自分は迷子だったんだと。
きっと母親と兄は私を探している筈だ。
それから狂った様に微かな記憶を頼りにGoogle Earthを使って
生まれた村を探す。
どだい無理な話で全てが幼い子供の記憶だから曖昧。
朝から晩まで夢中になり過ぎて、何度も挫折し
仲の良かった恋人も、離れて行来そうになる。
しかし奇跡は起こり、その村の場所を特定する。
そして、25年めに村に戻れた彼は果たして母親や兄と再会できるか?
ノンフィクションの実話というが、もうドラマチック過ぎて
訳の分からない程の興奮を誘う。
的確なキャスティングが俳優たちの演技を自然なものとし
又ニコール・キッドマンを始め、役への深い掘り下げがリアルで、
何よりその事実が感動を生む。
Google Earthの広告として此れ以上のものは無いだろう。
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