2014年4月8日火曜日

リドリー・スコット作品集
彼は今やハリウッドで押しも押されぬ売れっ子監督だが
その昔、母国イギリスのCM業界では
1700本も演出した超・多忙なディレクターだった。
満を持して発表したデビュー作「デュエリスト・決闘者」が
カンヌ国際映画祭で新人監督賞、
その後の「エイリアン」と「ブレードランナー」は
それまでのSF映画の歴史を変えたと云われている名作だ。
その後、何れも興行成績の良い作品を連発し、彼なら
どんなに金をかけても元が取れるとプロデュサーの信頼は厚い。
此のジャケットをご覧になっても解るだろうが
そのバイオグラフィーは普通の監督の何人分にも当たるだろう。
大作と大作の間に撮った低予算の「マッチスティック・メン」の
メイキングにも窺える徹底した撮影現場の合理性に
演出の閃きは、彼が商才にも長けた天才たる所以だ。
明日は、その彼と相性の良いオーストラリアの俳優
ラッセル・クロウの特集。

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