2013年7月24日水曜日


今日は俳号について
渥美清の俳号はズバリ、”風天”であった
瘋癲老人日記の”瘋癲”という難しい字は使わなかった。
話の特集の句会に出て
さくら幸せにナッテオクレヨ寅次郎
という句を詠んだ。
まだ俳句と川柳の区別が出来ていないが
彼にしか詠めない句である。
シリーズ11作目マドンナが浅丘ルリ子の「寅次郎忘れな草」
彼が45歳の時である

その年、朝日新聞の「朝日俳壇」には
コスモスひょろりふたおやもういない
を詠んでいる。
もう自分の句の方向を見つけている。

彼は後年、早坂暁・脚本で種田山頭火の役を演じたが
その早坂と一緒の句会(1992年)では
やわらかく浴衣着る女のび熱かな
を詠んでいる。
彼が演じた寅さんは、種付け馬の様に
毎回、山田洋次に恋をさせられたが、そのエネルギーを
彼は女性を観察する事で蓄えたのだろうか?

彼がナレーションを担当したドラマ「花へんろ」に
よく登場した、お遍路さんを詠んで
お遍路が一列に行く虹の中
と、既に山頭火の域に達している。

亡くなる1年前に詠んだ句は
花道にふる春雨や音もなく
もう、総てを悟ったかの様な句だ。

渥美清だけで此のコーナーは一杯に成ったが
名前が本題なので
因みに同じく俳優・小沢昭一は”変哲”と名乗った。
役の上で愛想の良い性格と思われるが
彼と寿司屋で同席した友人は可成り変哲だったと。
まだ元気な加藤武は阿吽”(あうん)
「夢であいましょう」の永六輔は意外に地味な”六丁目”

それで私の俳号は”茹爺”
UDJをモジッたもの。
UDJはUsammy Davis Jrの略
それは又
サミー・デーヴィス・ジュニアから
もうだいぶ前亡くなったエンタテナーだから
もう何だか判らんだろうね(笑)

まだ、マトモな句は出来ていないし
時期外れだが
花びらが駆け降りてくる桜坂
お粗末。

2 件のコメント:

  1. 伊豆はあたたかく 野宿によし 波の音 ・・・・種田山頭火

    伊豆はあたたかく 死ぬるによし 波音高く・・・種田山頭火

    堺ない 伊豆の空うみ HO ・・・農佳漁朗

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  2. 山頭火は伊豆にも来てたんですね。
    知らなかったな。
    農佳漁朗は何方か
    直ぐ判りますが(笑)
    洒落たネームですね。

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